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議論の結果、絵本の制作は中止になりました。
絵本はどうも、こころによくないものらしいです。 子供には悪影響がでると、政府絵本研究所も公式発表しています。 ではその大きな理由とは、おおまかに3つあります。 まず、大きくなったときに、個性を持っていては社会では役に立たない。 次に、想像力の発育は、大人にとって不愉快な思いをさせるという統計データ。 3っつ目は、絵本を読めば、かならず頭の悪い大人になってしまう。 これらの結果、国はこれからの3年間で、家庭、もしくは公共機関などにある、 すべての絵本の処分と、生産を中止することにいたりました。 ではその背景には、何があったのでしょうか。 中止の理由の3つから、分析をしてみたいと思います。 まず、個性は社会の役に立たないということから。 社会とは、2割の支配層とあとはみんな機械的労働者であるという、 国家的思想によるもので、個性を出してしまうと、その機械的労働者に こころが生まれるため、それでは生産率のさまたげになるという、 とても合理的考えに即したものが、まずひとつにあるだろう。 次の、想像力の発育は大人にとって不愉快な思いをさせるということは、 つまり、この社会では大人が子供よりも偉いという社会的背景と、 大人たちが今までに、なんの違和感もなく積み上げてきた、この立派な、 国民総平等社会で、想像力の発育により、社会として出来の悪い他の価値観 が生まれてしまう可能性を排除するためがあげられる。 これにより、国民は安心して、安定した一生を過ごすことができる。 3っつめの理由によるものは、やはり子供は大人になるわけで、子供のままで、 ずっと年を重ねていく人間なんてほとんどの場合ないわけです。 しかし、絵本を読むことにより、子供のままで年を重ねる人の割合が、とてつもなく 上昇するという研究結果(政府絵本研究所の発表によるもの)があり、 それはきわめて国家にとって、不利益にしかならない。 なぜなら子供とは、出来の悪い労働者で、その上、国家の 思考も理解できず、要するに「馬鹿で無知」と言われている存在であるためだから。 しかし、まれに子供のまま年を重ねていく人々がいても、政府治安維持警察による、 徹底再教育を無料で受けられ、しかもその上、就職先も確保してくれている。 これらのことや、今までの研究データや調査により、絵本の廃棄が決定しました。 絵本の所持、もしくは制作、制作にかかわるなどの行為をしたものは、50年~100年の 懲役刑に処せられることも、憲法改正により決定しました。 この決定により、豊かで、平和なこの社会の質をよりいっそう向上させることに 間違いがないと、政府関係者は満足した表情で答えてくれました。
by tonic9space
| 2006-11-20 02:23
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